線量計のメーカー

世界の電子線量計は、やはり原発国フランスが製品の種類、品質、シェアーにおいても 群を抜いています。全世界の放射線測定器商品の内、約50%強がフランス製です。 その中でも、当社で主に扱っている Mirion Technologies社 が 世界No.1メーカです。
しかし、この業界も淘汰が激しくて、Mirion社も吸収合併を繰り返し、今では本拠地が米国になっています。 その他では、ヨーロッパスタンダードのメーカー英国トレスコ社T401ドイツSaphymo社のMiniTraceなどが、海外メーカーとしては 安心して取引ができる放射線測定器を供給しています。

中国製は安いものが多いですが、信頼性、性能、アフターサービス面で心配なものが多いのも事実です。
半年くらいで測定が全く狂ってしまうものや、校正すらしてくれないメーカーも少なくありません。 気休めに使う程度で使い捨てで考えたほうが無難です。

ロシアやウクライナなど東欧製は、会社の沿革がしっかりしていれば意外と良い測定器を供給してくれるメーカーもありますが、 やはり、安心して取引できるのは欧米メーカーと言えます。

日本では原発事故が少なく、テロの恐怖も無縁のことから今までは線量計後進国でした。 しかし福島原発事故以来、急速に需要が高まり、 国産メーカーも放射線測定器分野の開発・製造に注力し出しています。


0.01μSv/hの低線量の放射線検出が出来るかに注意

中国製やロシア製の線量計は安いものが多く出まわっていますが、 検出できる最低線量率に注意しないと、全く使い物にならない物があります。
日本製でも、著名メーカーが最近新製品として格安線量計を出していますが、 0.1μSv/h以上しか測定できないものがあり、宝の持ち腐れになる可能性があります。
「普通の人が安全だと言える放射線の量」は、1年間に1ミリシーベルトが国基準だとすれば、 毎時0.01マイクロシーベルトから測定できる線量計でなければ役に立ちません。
現在、日本国内での放射線量は毎時0.05μSv程度ですので、0.1μSv/hからの安物測定器では、 いつまで測定してもゼロのままです。